大盗賊 (1963)

木村武と関沢新一が共同でオリジナル・シナリオを執筆、谷口千吉が監督した時代活劇。撮影は斎藤孝雄。

監督:谷口千吉
出演:三船敏郎、船戸順、有馬一郎、浜美枝、水野久美、草笛光子、志村喬、中丸忠雄、志村喬

大盗賊(1963)のストーリー

泉州堺が日本唯一の海外貿易港として栄華を誇っていた頃、豪商、呂宋助左衛門(三船敏郎)は海賊の嫌疑で捕えられ、樽詰めになって火刑に処せられたが、焼け落ちた樽から出て来たのは、--御苦労、呂宋助左衛門--と書かれた一行の紙。助左衛門は役人を売収し刑場を脱げだし、呂宋丸で洋上に乗りだしたのだ。島国日本に住みあきた助左衛門は“俺は濡れ衣を着せられたのだ海賊になるのもお面白い、南の海で夢を果すのだ”と南シナ海に乗り出した。途中、船が遭難し助左は賊宝と共に筏に乗り、漂流中に黒海賊に襲われて賊宝を奪われた。ある島に流れついた助左は仙人に助けられ、黒海賊を求めて町を彷皇したが、途中、山賊の美輪(水野久美)に会い仲間になるよう誘われた。が助左には目的があったのでそれには目もくれなかった。助左は町の人たちに領主の羅刹王(志村喬)の評判が悪いのに驚いた。そして王の娘、弥々姫(浜美枝)の行列に行きあい、姫の胸飾りが黒海賊に奪われた宝石である事に気づいて驚いた。姫の方も助左の態度に驚いて小衣を彼の前に落していった。助左はその小衣を持って、城に行き姫に会わせろとせまった。腕を見込まれて近衛兵としてしのびこみ姫に近づこうとした。姫が王の評判の患いのを知り、町へ出て何か掴もうとしているのを知り、助左は姫の力になる事を約束した。病気の王をいいことにして宰相が女官増尾(草笛光子)・沃婆(天本英世)を使って国を支配しようと企んでいたのだ。自分の探し求める黒海賊のバックが、宰相だと知った助左は、やつけようと決心し城兵を相手に戦っている内に、地下牢に落されてしまった。一方、助左を追って来た仙人は、ハエになって城にしのびこみ沃婆をひょうたんに閉じこめた。地下牢の助左も変心した増尾の手で牢から出された。姫の婚約者の明国公子を迎え撃つ為に国と姫を両方狙っている宰相が黒海賊の所へ行ったと聞くや、助左はいち早く美輪と黒海賊の本拠へ乗り込み、小舟で後を追い公子を助けた。公子と助左の一行は大凧を作り、それに乗って城にしのびこみ、今しも宰相と結婚させられそうになっている姫を助け、黒海賊も倒した。一夜明けた城では仙人の秘薬で全快した王と姫と公子(船戸順)の幸せそうな姿が助左を探していた。その頃、助左は取り戻した宝石を美輪に託して貧しい町の人に分けてやるよう言い残し、唯一人船に乗り何処となく去って行った。

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