姿三四郎 (1965)

富田常雄の原作を「赤ひげ」の黒澤明が脚色、内川清一郎が監督した柔道もの。撮影は小泉福造。

監督:内川清一郎
出演:加山雄三、三船敏郎、加東大介、九重佑三子、伊藤雄之助、原知佐子、岡田英次、山崎努

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姿三四郎 (1965)のストーリー

明治十五年・冬、柔術家を志した姿三四郎(加山雄三)は“心明活殺流”の門馬三郎(伊藤雄之助)を訪ねた。が、その夜三四郎は門馬ら同志六人と対決する矢野正五郎(三船敏郎)の強さと人格にうたれ、矢野の門下生となった。矢野は“柔術”を“柔道”と名を改め、日本武道の地位を高めようと意欲を燃やす若い指導者であった。月日は流れ、三四郎はその天禀を発揮して修道館の四天王にまでのしあがったが、その強さにおぼれた。これを知った矢野は三四郎の高慢な態度をいさめた。はじめはこれに反撥した三四郎だったが、自らとびこんだ古池の中に咲く白い蓮の花を見て矢野の愛情に眼ざめた。そしてまた数カ月がたつたある日、道場に“良侈心当流”の檜垣源之助(岡田英次)が挑戦してきた。稽古どめになっている三四郎が腕をこまねくうち、若い門人・新関虎之助は源之助の荒技の前に悶絶した。数日後、門馬も三四郎に挑戦してきた。矢野に積古どめの“禁”を解かれた三四郎は門馬を投げとばした。やがて“柔術”と“柔道”が雌雄を決する警視庁の武術大会が開かれることになった。三四郎はふとしたことから、対戦相手・村井半助(加東大介)の娘・小夜(九重佑三子)を知り想い悩んだ。しかし矢野が道場をおく隆昌寺の和尚の激励で三四郎は眼ざめ武術大会で村井を倒した。遂に源之助は三四郎に単身挑戦してきた。三四郎得意の“山嵐”はこの源之助をも破った。それから二年後、旅に出ていた三四郎が帰った東京では、源之助の弟・鉄心、源三郎(山崎努)が待ち受けていた。今は改心した源之助は、三四郎の身を案じ、檜垣流唐手の奥伝を記した巻物を三四郎に与えた。三四郎は破門を覚悟で、源三郎・鉄心と対決した。三四郎得意の荒技・山嵐に二人は宙に舞った。

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