サラリーマン忠臣蔵 (1960)

東宝サラリーマン映画一〇〇本記念。「秋立ちぬ」の笠原良三の脚本を、杉江敏男が監督した。撮影は完倉泰一。

監督: 杉江敏男
出演:森繁久弥、久慈あさみ、夏木陽介、池部良、新珠美千代、東野栄治郎、加東大介、有島一郎、三橋達也、団令子、小林桂樹、司葉子、宝田明、三船敏郎、志村喬

サラリーマン忠臣蔵 (1960)のストーリー

丸菱コンツェルンでは、同財閥で招待したアメリカ経済使節団の到着を明後日にひかえ、その準備に大わらわだった。本社では足利直義会長(柳永二郎)を中心に、赤穂産業社長浅野卓巳(池部良)、丸菱銀行頭取吉良剛之介(東野栄治郎)、若狭金属社長桃井和雄(三船敏郎)ら十八社の社長たちが集った。接待委員長吉良と委員桃井は贈物のことで論争し、浅野になだめられた。その夜、浅野はヨーロッパに出張する専務大石良雄(森繁久彌)の壮行会に出席した。席には浅野の愛人で芸者の加代次(新珠美千代)も加わった。帳場では秘書早野寛平(宝田明)と専務の運転手寺岡平太郎(小林桂樹)が待っていた。寛平には寺岡の妹でタイピストの隆子という恋人がいた。会が終って大石は浅野と懇談し、加代次との結婚をすすめた。若狭金属の角川専務は、桃川社長が吉良と口論したのを聞き、会社に災難がふりかかるのを思って吉良に彼の秘書伴内を通じて時価三百万円のヒスイを献上した。吉良はご満悦、が、加代次が浅野を好きだと知って、浅野を憎んだ。使節団がきた--式場に遅れてきた浅野を吉良は罵倒した。こらえかねた浅野は松のロビーで吉良を殴打した。浅野は接待委員をクビになり、足利会長から謹慎を命じられた。傷心の浅野は会場を出て自動車事故で急死した。赤穂産業の後任に吉良が乗りこみ、小野寺部長、吉田課長は左遷され社内の空気は一変した。そこへ帰国した大石は何故かバー祇園にいりびたりだった。血気にはやる社員の堀部安子。赤垣、竹林、磯貝らは怒った。早野は辞表を出した。大石のしてきた契約は吉良が破棄した。大石は息子力(夏木陽介)と大野常務の娘小奈美(団令子)との縁談を吉良に妨害されて遂に腹をきめた。外国商社との契約を個人契約に切換え、新会社設立にふみきった。吉良社長就任披露宴の席に、大石は小野寺、吉田、原、吉岡らとともに、吉良に辞表をたたきつけた。

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